これで貴方もパーフェクト情報通ブログ:20161019

23-07

国際結婚すると告げたわしに
「聞きたくない…」と
親父は予想通りの反応をした。

オレも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

親父は野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、わたしは大のトレーニング嫌い、
お父さんの期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、大雨の中外に置き去りにした事もある。

おれとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
わたくしは父が弟ばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、父の前で素直になれなかった。

大学時代、おいらは世界中を放浪して過ごした。
そんなミーをずっと心配してくれたのはママだった。
父には黙って旅に出ていたが、
ママは父親に全て話していたらしい。

その後、私が商社に内定した時、
パパは私を行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「男の子さんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
親父は嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
僕が大学時代に出会ったデンマークの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

お母さんやおとうと、婚約者のためにも
お父さんとの関係を修復しなければならない。

おととい、わたしは実家に出向いて
お父さんをキャッチボールに誘った。

おいらの投げる球は
お父さんの所まで届くのに精一杯だったが、
父親の球は俺の胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にクチを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

わしが返事をするより先におとうとが来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

あたしはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。

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